撥水のれんを扱うにあたり知っておきたいこと

どのような印刷の手法なのか?

のれんの使い方って?

一口にのれんといっても、染め方にはいくかのパターンがあります。


たとえば、店舗の出入り口によく掲げられているのは、シルクスクリーンで染められていることが多いです。
描かれている内容はさまざまですが、たいていは店の特徴やサービスを表現するものになっています。

店のサービスを示す


これは孔版画と呼ばれる種類に入るもので、メッシュを通過させて印刷することが特徴です。
このメッシュは網戸の表面のようになっており、一般的にはナイロンで縫い合わせています。


ただし、ステンレスを使用することもあるなど、バラエティに富んでいる点に注意してください。
言い換えると、仕上がりに幅があるので、自分の想定にあった仕上がりに近くなるものを選択しなければなりません。


綿の特性をしっかり踏まえたうえで、のれんの見栄えが良くなるように調整することが重要です。


なお、シルクスクリーンで綺麗な外観を実現できることには理由があります。
以前は文字どおりシルク用の技法でしたが、現代ではポリエステルなどにも使われるようになりました。
ナイロンにおける利用頻度も高く、合成繊維で活かされるケースのほうが増えているぐらいです。


布ののれんだけでなく、紙などに印刷できることも強みとなっています。

 

インクジェットと何が異なるのか?

上記のような実情を知っても、具体的なメリットが分かりにくいという人もいるでしょう。
そのような場合は、インクジェットとの比較を行うと要点が把握できます。

のれんの染め方の違い


最大の相違点は生産できる量であり、一度にたくさん作れるという優位性があるのです。
インクジェットは一枚ずつ印刷していく形式となっていますが、こちらはフォーマットとなる型を先に用意します。


型を作る手間が面倒だと感じるかもしれませんが、一回作成してしまえば使い回しが可能です。
色ごとに準備しておけば、次々と印刷を進められるようになります。


よって、同じものを短時間で大量に生産できるというわけです。
よって、チェーン店に同じのれんを配る場合などに重宝されています。


これはアパレルメーカーでもよく使用されている印刷の手法で、信頼性の高さには定評があるので安心です。
インクジェットとの比較においても、一枚当たりのコストを抑えられるというメリットもあります。


よって、印刷の仕方に特別なこだわりがなく、大量にのれんを用意したい場面にうってつけです。
とりわけカラーが少なくて、シンプルなデザインのときに大きな効果を発揮します。


言い換えると、カラフル場合はインクジェットも候補に入れると良いでしょう。